釈迦出山図

仏教の祖釈迦の生涯のなかの筋目の重要な場面を描いた仏伝図のうち・出山図は代表的なもののひとつである。世の無常を感じて二十九歳で出家し、六年間の肉体的苦行の無益を悟って苦行林を出るが、その場面を描いたのが釈迦出山図である。
その後、菩提樹のもとで一人沈思瞑想し、大悟して仏陀となった。時に三十五歳という。出山図は十二月八日の成道会に掛けられる。本図は黄粟宗二世木庵性瑠の作で、讃は三世寿山即非、共に中国僧である。