釈迦浬磐図

釈迦の入滅の様を描いた浬磐図は、仏伝図のなかで際だって重要な場面である。釈迦は八十歳で浬磐に入った。浬磐は一切の煩悩から解脱した不生不滅の高い境地のことで、転じて入滅を意味する。
最後の説法を終えた病の釈迦は四双八木の沙羅双樹の許で頭北西面して横たわり、入減した。双林は白く枯れ、多くの仏弟子と供養者が悲嘆し、多くの禽獣がその死を哀む姿が描かれている。浬盤図は二月十五日の浬磐会に掛けられる。